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切り花の美しさの保つ方法

花も人間と同じで、新鮮な水を好みます。
花の吸水作用を良くするために、長持ちさせるために、花摘みは早朝か夕方にします。
花を摘んだ瞬間、花の命を断ち切るのですから、少しでも長く美しさを保つために、いろいろな方法をご紹介します。

水切り 深い水の中で切ります。切り口断面は広いほど水揚げが良いので、角度をつけて切ると効果があります。
水の中で切ると空気が入らないので、水圧で水揚げを促進してくれます。
葉がたくさんあれば、切り口に近い葉も水の中で、ちぎります。涼しい場所で、数時間浸けます。
すべての草花。
枝物では紫陽花・空木
深水に浸ける 水切り後、新聞紙などで包んだ後、深い水に浸けて1〜2時間養生します。
水圧による水揚げが出来ます
すべての草花
新聞紙に包む 晩に水切り後、十分に濡らした新聞紙に包み、黒いポリ袋に入れて、暗く涼しい所でねかせます。
朝に水切りして深水に浸けます。
すべての草花
切り口を洗う 毎晩、水を変えて、切り口を洗ってあげて深水に浸けておきます。
朝に水切りして生けてあげます。
すべての草花
風に当てない 戸外からの風、室内の冷暖房器具から出る風は花びらに傷ができたり、しおれたりするので大敵です。 すべての草花
逆水を打つ 逆さまにして葉だけに霧吹でたっぷり水をかけます。
または、ちょろちょろと水道の水を直接かけます。
大きな葉を付ける植物は蒸散作用が大きいので、激しく水分を発散しています。
逆さまにして水をかけることで発散を抑え葉をいきいきとさせます。
ほとんどの花に効果があります。
特に暑い時。
割る・砕く 水切りの後にかなづちなどで根元を砕きます。
切り口の断面をさらに広くして水切り以上に水揚げを期待する方法です。
切り口から乳液が出るような植物に使います。
剥く→枝物
割る→柳・躑躅・薔薇・にわとこ
砕く→風露草・碇草・牡丹蔓
茎を折る 鉄気(かなけ)を嫌う花は、はさみで切らず、手で折り、表面積を大きくします。 竜胆・菊
強制注入 花専用のポンプやホースで水を注入します。
ポンプに水を入れ花や葉に水をかけてその後に茎から水を注入します。
蓮・河骨・羊草
焼く
(殺菌効果)
新聞紙に上部まできちんと包み、新聞紙を濡らしておきます。
根元2〜3cmをガス火などで炭化するまで焼き、涼しい所で数時間深水に浸けます。
殺菌の繁殖を防ぎ、導管を広げることにより水の吸収を良くします。
更科升麻・小手毬・梔子・吾亦紅
煮沸する
(殺菌効果)
新聞紙に上部まできちんと包み、新聞紙を濡らしておきます。
湯気があたらないようして、80度前後の湯に根元2〜3cmを30秒ほど浸け、すぐに深水で養生させます。
殺菌の繁殖を防ぎ、導管を広げることにより水の吸収を良くします。
浸ける→柘榴
煮る→桔梗・蓼・とろろ葵・山萩
アルコールに浸ける
(殺菌効果)
アルコールやお酒に根元を浸します。
2〜3分程度でいいでしょう。
枝ものは切り口1〜2cmの皮を剥ぎ、根を割ってからアルコールに浸けます。
雑菌の繁殖を防ぎ、切り口に刺激を与えることにより、水の吸収を良くします。
菊・紫蘇・楓・下付草
酢に浸ける
(殺菌効果)
薄めた酢に1分くらいほど根元を浸けます。
金属の器には使用出来ません。
酢には、食酢と酢酸があり、強い刺激を与えたい時には酢酸を使います。
切り口に刺激を与えることにより、水の吸収を良くします。
すすき・稲
灰汁につける
(殺菌効果)
木の燃え滓を水につけてできた上澄み液(灰汁)を根元に浸けます。
切り口に刺激を与えることにより、水の吸収を良くします。
蕨・巴草
塩を使う
(殺菌効果)
切り口に十分擦り込み、水をかけた新聞紙に包んで少しの時間そのまま横に寝かせ、1〜2時間後水に浸けます。 赤花・芹・桔梗・仙翁・秋明菊・紫露草
みょうばんを使う
(殺菌効果)
みょうばんを切り口に擦り込みます。
雑菌の繁殖を防ぎます。
薇・鳥兜・空木・山吹升麻・庭藤
洗剤を入れる
(殺菌効果)
水切り後、家庭洗剤を花器に少量入れておきます。
バクテリアの繁殖を抑え、水の腐敗を防ぎます。
茎を殺菌します。
氷を入れる
(殺菌効果)
水切り後、氷水に入れます。
水温を抑えバクテリアの繁殖を抑え、水の腐敗を防ぎます。
茎を殺菌します。
夏場
延命薬を使う
(殺菌効果)
花店や園芸店などで「水揚げの促進薬」が数種販売されています。
殺菌薬の他に栄養剤が混入されているようです。
錫や銅を使う 水切り後、10円硬貨を器に入れておくと花が長持ちします。

伝統文化プロデュース 連は、日本の伝統文化にこめられた知恵と美意識を、遊びながら学び、広めていく活動をしています。