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■長屋和哉の音楽について
 
 長屋和哉は、おもに金属楽器を用いて独自の音世界を築いている、日本の音楽家です。その音は、「音楽」という概念に閉じ込めることができないほど、繊細で、豊かで、知的な広がりをもっています。彼の音楽を説明するのは難しいのですが、アンビエントミュージックという範疇でとらえられる彼の音楽が、私(企画担当・濱崎加奈子)には、ただ、「祈りの音楽」に聞こえます。祈る者の音楽、祈る者への音楽、そして、祈られる者ー神にささげられる音楽。
 私が長屋の音楽を初めて耳にしたのは、1999年、天河弁財天社のコンサートの折のことでしたが、その時私は、日本の伝統芸能の研究をこころざす者として、ある種のショックを覚えました。伝統でも、現代でもない。奈良・吉野の山奥に、谷底に、深く響き、こだまする、ある不可思議な音とその連なり。そしてその音々が、山神の棲むであろう漆黒の闇にすいこまれていくのを、まさに目に「見る」ような気がして、私はとても驚きました。
 長屋の音は、個性的ですが、普遍的で、それはまさに、「古典」の定義であることに、また驚かされるのです。日本の伝統文化について深く知る企画をこころざす連RENは、長屋の音楽が、日本だけでなく、広くアジアの仲間たちの耳にも届けることができればと考え、本企画を担当させていただきました。
 みなさまも、ぜひ、長屋の音に触れてください。


■Sound of naaga
  
   
長屋和哉ホームページ(http://www.ame-ambient.com)へ