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京都創生花街シンポジウム
京の花街 ひと・わざ・まち −歌舞練場から花街の現状と未来を考える-


  「花街(かがい)」は歴史的に多くの文化を創造し、また今日に伝え続けています。
花街は、建築・文学・書画・料理・着物・音曲等、さまざまな文化芸術を生みだしてきました。しかしながら、このような花街の多様な文化性について、これまで総合的に捉えられてきませんでした。 花街文化研究会では花街の文化的な多様性を明らかにするため、聞き取り調査や文献調査を行ってまいりました。その成果のひとつとして、この度、日本評論社から『京の花街 ひと・わざ・まち』を出版するに至りました。これは20083月に京都創生シンポジウムとして、花街文化研究会のメンバーもパネリストとして参加した「<京都発>花街文化とまちづくり」の内容を発展的にまとめたものです。花街について総合的に描いた初めての書として、今後の花街研究の礎になるものと確信しております。

 この出版を機に、花街文化のますますの発展と、研究の進展を祈念いたしまして、シンポジウム並びに出版記念会を開催する運びとなりました。 

  第1部となるシンポジウムでは、執筆者による討議だけでなく、花街の宴会等で演奏を担当する「地方(じかた)」にスポットをあて、出版にご協力いただいた先斗町の芸妓・もみ鶴さんにお座敷唄の演奏を披露していただきます。第2部の記念会では、花街の未来をご参加の皆様と語り合いたいと思います。また、もみ鶴さんに加え、出版にご協力いただいた上七軒の芸妓・勝喜代さん、宮川町の芸妓・美代治さんにもお越しいただき、舞の披露を予定しております。

 花街についての理解を深めていただくことに加え、その未来についても考えていただける、貴重な機会になることと思います。ぜひお気軽にお越しください。

                             (チラシはこちら→(表)(裏))

<第1部>第二回 京都創生花街シンポジウム

京の花街 ひと・わざ・まち −歌舞練場から花街の現状と未来を考える−

  『京の花街 ひと・わざ・まち』の執筆者がパネリストとなり、執筆の際に見えてきた花街の現状と問題点について、今回は<歌舞練場>に焦点を当てながら、建築やまちづくりの視点から幅広い討議を予定しています。各花街の歌舞練場が修復等の課題を抱えている現状から、花街における稽古場であり、またランドマーク的な役割にとどまらず、京都という街全体にとっての意義等、多方面からの有意義な討議を進めていきたいと考えています。 

  さらに、『京の花街 ひと・わざ・まち』にも登場いただいた、先斗町(ぽんとちょう)の地方(じかた)・もみ鶴さんをお招きし、演奏をお楽しみ頂くとともに、地方の現状について、お話を伺う予定です。

【場所】 京都コンサートホール アンサンブルホール・ムラタ(小ホール)

【日時】 2009815日(土) 13:30開場14:00開演16:30終演予定)

【会費】 無料(事前申込不要)


<第2部>『京の花街 ひと・わざ・まち』出版記念会

  『京の花街 ひと・わざ・まち』の刊行を記念し、執筆者ならびに関係者とともに、花街の現状と未来を語り合いませんか。花街をはじめとする京都の幅広い文化力について語り合い、文化に富んだ未来の発見を楽しみにしています。出版にご協力いただいた芸妓さん(先斗町・もみ鶴さん、上七軒・勝喜代さん、宮川町・美代治さん)による、舞の披露も予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。お気軽にご参加ください。 

【場所】 京都コンサートホール 1F エントランス

【日時】 2009815日(土)16:30受付/17:00開会19:00閉会予定)

【会費】 8千円(要事前申込

【申込】 メール・FAXにてお申込みください。 E-mail: kagai@ren-produce.com F A X : 075-864-9700

* 軽食をご用意しております。

* 太田達・平竹耕三編『京の花街 ひと・わざ・まち』(日本評論社)を1冊ずつさしあげます。


事務局・お問合せ先

事務局:〒602-0931 京都市上京区掘出シ町296-1313 『京の花街 ひと・わざ・まち』出版記念会事務局 

お問合せ:E-mail: kagai@ren-produce.com (できる限り、電子メールでお問い合わせください)
        TEL: 090-6808-0453(八木)