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今様ポルトガル公演ツアーの報告 |
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◆ツアー日程◆ 11月24日 朝 関西空港発、パリ乗換、夜 リスボン着、カスカイスへ/25日 リスボン、シントラ、ロカ岬観光/26日 オビドス、ナザレ観光/27日午前中 自由行動、夜 今様公演(カスカイス文化センター)/28日 午前中 エボラ観光、夕刻 今様公演(サン・ルイス劇場)、夜 ファド鑑賞/29日リスボン発、パリ着、ルーブル美術館見学後、自由行動/30日 パリ自由行動(オプションでシャンソン鑑賞)/12月1日 帰国の途へ/2日 関西空港着、解散 |
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◆参加者の感想より◆ ●西洋(とつくに)の文化(ふみ) 伝え来し ポルトガル人(びと) 聖人(すぐれびと) 四百余年の 交りを たしかめ帰る 心地よな 石原家元様のお人柄を中心に集われる皆様の、今様に対する愛情と伝統を守り伝え育てようとする京人の体質とを、存分に感得する得難い旅でありました。(T.M) ●今様を見、聴き、体験したポルトガルの人達と、ファドに酔いしれた私達日本人とは遠い歴史の中で繋がっている不思議を感じました。(K.N) ●初めての海外旅行でしたが、安心でなおかつ、ちょっとした冒険心も味わえてこれから一人でも大丈夫そうなどと思ってしまいました。今様公演は二公演とも何かとうまくいって良かったです。(S.M) ●(カスカイス公演について)こじんまりとして会場でしたが、多くの人が参加され、演者と観る人が一体となりなごやかな感じがしてよかったと思いました。(リスボン公演について)日本の古典芸能を目のあたりにするというくらい、演ずる人の位置、装束の色など素晴らしく、絵にしたようでした。(E.M) |
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■カスカイス公演でポルトガル人より沢山の今様が寄せられました。 一部ご紹介いたします。当日の題は「海」でした。 翻訳=秦野五花 ●O sol descendo no mar. As gaivotas pousam sobre os barcos ancorados nas aguas azuis. Esqueco todas as magoas, sentada na praia As horas correndo e eu sonhando partir. Leonida Alfarrobinha 海に沈んでいく太陽 青く澄んだ水に浮かぶ船の上にはかもめが止まる 浜辺に座り悲しみを忘れる 時間が過ぎ行く中、私は旅立ちを夢見る レオニーダ・アルファロビーニャ ●Um grou veio do Japao e chegar a Cascais para nos encantar Aqui nos contou do seu pais e nos fascinou. Quando partir levara o nosso fado portugues ate aos japoneses. Adriana 一羽の鶴が日本より舞い降りた 私たちを魅了するためカスカイスに 日本を語り、私たちを夢中にさせる 旅立ちには、ファドを日本へ持ち帰るだろう アドリアーナ ●mar ! Quanto do teu sal, Sao lagrimas de Portugal Por te cruzarmos Quantas lagrimas as maes choraram. Laura Godin 海よ! あなたの塩のなんと多くが ポルトガルの涙であるだろう あなたを越えていくため いったいどれだけの母の涙が流れただろう ラウラ・ゴディーニョ ●Vida O mar consagra as almas perdidas Meu corpo e feito de mar E minha alma de espuma Em busca do interior de olhos postos no infinito Esperamos pacientemente pela iluminacao eternal 生命 海は亡くなった人々の魂を捧げる 私の体は海からなる そして私の魂は泡からなる 奥に無限を持った目を求めて 私たちは永遠の輝きを待ち続ける |
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